2018-11-07 更新
エアコンは年式が古いと電気代がものすごい?新型との電気代の差を詳しく比較

「10年前のエアコンを買い換えると電気代が大幅に下がる」という話を聞いて「私も節電のためにエアコンを買い替えたほうがいいかな」とお考えではありませんか?
しかし実際のところ、ここ10年エアコンの消費電力は下がっていません。
「15年以上前のエアコンをずっと使っている」という人でもない限り、カタログの数値としては最新式のエアコンと今お使いのエアコンで、電気代は大差ないのです。
この記事ではエアコンの消費電力の推移と、それでもエアコンを買い替えたほうがいい理由を解説します。
電気代の計算方法から格安のエアコン購入方法まで解説するので、このひと記事読めばエアコンの買い替えについてはバッチリですよ。
目次
古いエアコンは電気代が高い?
「古いエアコンは電気代が高いから、買い換えるべき」という話は半分本当で、半分ウソです。
エアコンの消費電力は現在での年々改善傾向にはありますが、エアコンの消費電力大きく改善されたのは20~30年前の話です。
エアコンの消費電力はここ10年大きく変わっておらず、本体代を節約した電気代でカバーできるほど安くはならないのです。
30年前のエアコンの電気代は9万円以上だった
30年前のエアコンによる年間の電気代は9万円以上でした。
ダイキンが2011年に発表したダイキン製エアコンの消費電力の推移は以下のとおりです。
出典:家電Watch
1991年の14畳向けエアコン(4.0kWクラス)の消費電力は3,384(kWh/年)です。
電気代の計算方法は消費電力(kWh)に27(円/kWh)を掛ける(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価(税込)による)だけで求められます。
よって1991年における年間のエアコン代は以下のように計算できます。
3,384(kWh/年)×27(円/kWh)=91,368(円/年)
つまり1991年製のエアコンでは計算上、年間9万以上もの電気代がかかることになります。
対して2011年の14畳向けエアコン(4.0kWクラス)の消費電力は1,252(kWh/年)。
同様に年間の電気代を求めると以下のようになります。
1,252(kWh/年)×27(円/kWh)=33,804(円/年)
年間3万円と少しなので、買い替えにより年間6万円前後も電気代が節約可能です。
ここまで大きく節約できるのであれば、買い換える意味がありそうですね。
買い替えにより10年前のエアコンよりも17%の電気代の節約可能
今10年前のエアコンを使っている家庭でも、エアコンを買い換えることで17%の電気代が節約可能です。
経済産業省資源エネルギー庁によると、2009年では978kWhだった消費電力が2019年では811kWhとなっています。
2009年製のエアコンでは年間26,406円だった電気代が、2019年製のエアコンに買い換えることで21,897円にまで節約可能なのです。
その差、年間約4,500円。
つまり10年前のエアコンを買い替えても、年間4,500円しか電気代を節約できないのです。
10万円以上するエアコンを年間4,500円で取り返そうと思うと、20年以上エアコンを使い続けなくてはならなくなってしまいます。
「17%電気代が節約できる」と聞くとかなり節約できるように思いますが、エアコン本体の値段を考えると年間で節約できる金額が少し小さいですね。
エアコンの省エネ性能はここ10年以上横ばい
ダイキンのデータと資源エネルギー庁とでは、対象エアコンのサイズが異なるので数値同士で単純比較はできませんが、エアコンの各サイズにおいて省エネ化は横ばいとなっています。
以下の省エネ性能の推移表をご覧ください。
出典:いずれも令和元年12⽉18⽇資源エネルギー庁発表「エアコンディショナーの現状について」より
APFとは「どれくらい省エネか」を示す指標で、数値が高ければより省エネ性能が高いことを指します。
各企業のたゆまぬ努力により少しずつ省エネ性能の向上はありますが、2010年前後を境に、どのサイズのエアコンでもそこまで大きな伸びが無いことがわかります。
10年前のエアコンの買い替えで電気代が節約できる
これまでの話をひっくり返すようですが、10年前のエアコンの買い替えは、実は電気代の節約に効果的です。
なぜなら上記は計算上の話であり、エアコンの冷却・暖房能力は実際のところ使い続けていく中で下がっていくものだからです。
エアコンは使い続けると、どうしてもホコリなどでフィルターや内部が汚れますよね。
新品のときの冷暖房効率を保つには、こまめなクリーニングが必要なのです。
環境省によると2週間に一度フィルターを掃除することで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減が可能です。
とはいえ2週間に一度エアコンフィルターの掃除をしている家庭はなかなかないでしょう。
フィルターが汚れると熱交換器までホコリや油でドロドロになってしまい、エアコン本来の能力を発揮できません。
10年も使い続けたエアコンの冷暖房効率は新品のときと比べ、かなり低下していることが予想されます。
また室外機のコンプレッサーの劣化による冷暖房効率が低下するとも言われており、定期的な分解クリーニング・部品交換が性能維持のためには理想です。
しかし実際は、そこまで手間を掛けていられませんよね。
そこで、エアコン買い替えの基準が「10年」とされているのです。
エアコンの買い替えは「信用できる中古」がおすすめ
「とはいえ、どれだけ節約できるかわからないのに10万円以上もかけられない。カタログ的に性能も変わらないのであればなおさら……」という方は、きちんとクリーニング・整備された中古のエアコンを買うのがおすすめ。
もともとのエアコンがもっている省エネ性能は、10年ほど大きく伸びていません。
よって10年以内であれば、中古エアコンであってもきちんとクリーニング・整備することで、新製品として売られているエアコンと大差ない省エネ性能を発揮できるのです。
そして中古エアコンを買うならエアコン販売王で購入するのがおすすめです。
エアコン販売王は「高品質・低価格」がモットーの中古エアコン専門店。
弊社は20年近く前からエアコン専門業者として数多くのエアコンを取り扱い、中古エアコン販売は38,000台以上という実績があります。
エアコン販売王で販売しているエアコンは「エアコン買取王」という弊社サービスで「販売前提」で厳選したエアコンを丁寧に取り外したもの。
また国内唯一のエアコン整備専門工場で1台1台丁寧に分解して洗浄・整備・点検をしているので、新品同様の省エネ性能を発揮します。
もちろん性能だけでなくエアコンのクリーニングにも自信があり、実際「想像以上に綺麗だった」というお声も多数いただいています。
「中古のエアコンなんて、汚いのではないか」「ニオイがしそう」と思われる方もご安心ください。
エアコン販売王の「エアコン整備PRO」の詳細はこちらからどうぞ。
ちなみに弊社は中古エアコンの品質に絶対の自信を持っているため、新品のメーカー保証と同様に標準で1年間の保証を付けています。
さらに家電量販店のような3年保証、5年保証もオプションで付けました(一部機種を除く)。
「中古エアコンはすぐに壊れてしまうのではないか」という方も、安心してお試しいただけます。
そのうえ一部地域(関東・東海・関西・岡山、広島など)ではエアコン取り付け工事も購入と同時に受け付けています(費用別途)。
業者を自分で探さなくてもいいのでネットで購入のエアコンながら、家電量販店のような手軽さで好評です(対応エリア拡大中)。
取付工事の詳細はこちらからご確認ください。
ちなみに関東・東海・関西以外の方もご購入いただけます。その際の取り付け業者は「くらしのマーケット」で探すことをおすすめしています。
加えてエアコンをまとめ買いすることで、もともと安い中古エアコンがさらに安くなる場合があるため「10年以上のエアコンが複数ある」という方もこの機会にぜひどうぞ。
- エアコンは使い続けていく中で性能が落ちるので、10年を目安に買い替えたほうがいい
- 買い替えはきちんと整備されている中古エアコンがコスパ良好
- 中古エアコンを買うなら実績と信頼のエアコン販売王がおすすめ
エアコンの電気代を節約したい方は、高品質なエアコンを最も安く購入できるエアコン販売王をぜひご利用ください。
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